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バレンタインネタでサトシゲ。

スランプ脱出のためにリハビリ的に書いたので、いつにも増して文章がしっちゃかめっちゃか^q^
訳わからなかったらごめんなさいwww
最後も無理矢理終わらせた感が拭いきれないんだぜ……!

サトシゲのつもりで書いたんですが、読み返してみたらサトシゲサトっぽいかもですwww
10歳の彼らよりも少し大人になった話。




―――どうしよう。

シゲルは悶々と一人頭を悩ませていた。

今日は2月14日。バレンタインデーである。
昨日サトシに「明日空いてるよな?会おうぜ!」と言われたので会う準備をしている。
サトシが何故いきなりそんな事を言ってきたのか、シゲルには容易に理由が想像出来た。

「(チョコが欲しい、とか……思ってるんだろうな)」

シゲルが頭を悩ませている理由はそれだった。
自分とサトシは恋人同士。ならばチョコを渡しても支障は無いはず。
だが羞恥心が邪魔をして素直に渡す事が出来ないのだ。
既にチョコは出来上がっている。
甘いものが好きなサトシには丁度良いであろう、甘めのトリュフチョコレート。
我ながら上手く出来た、と感心するが果たしてそれは渡せるのだろうか。
はあ、と溜息を吐き時計を見やると時計の針はもうすぐサトシとの待ち合わせ時間を指そうとしていた。
シゲルは慌てて作ったチョコを鞄の中に入れ、家を飛び出した。

いつもなら待ち合わせ時間の5分前には居るシゲルが今日は時間に少し遅れてしまった。
とは言っても2分程度の遅れ。まだ大丈夫だろう、と思いサトシの姿を見付けようと辺りを見回す。
するといきなり後ろから視界を塞がれた。

「だーれだ!」
「……こんな事をするのは一人しか居ないだろう。サートシくん?」

そう言うとサトシは「バレたか」と笑ってシゲルの目を覆っていた手を外した。
シゲルが振り返るとそこには笑顔を浮かべたサトシが立っていた。

「よお、シゲル!」
「やあ、サトシ」

挨拶を交わしたと思ったらサトシに手を引かれる。
どこへ行くんだ、と聞くと「俺の家」という返事が返ってきた。
だったら待ち合わせなくともシゲルが行けば良かったのでは、と言ったのだがサトシ曰く「デートは待ち合わせから始まるんだ!」らしい。
サトシらしい子供のような考えだが、それでもシゲルは十分楽しんでいた。

「お邪魔します」

家に着くといつものようにサトシの部屋へ直行する。
サトシには「飲み物持ってくるから先に部屋行ってて!」と言われたのでその通りにしたのだ。
勝手知ったる何とやら、サトシの家へは何度も行ってるので迷わず部屋へ辿り着いた。

部屋に入り、ベッドの横へ凭れ掛かるようにして座る。
この部屋にはソファというものが置いていないので、座る場所は基本床だ。
すると階段を上ってくる足音が聞こえ、間もなくサトシが入ってきた。

「はい。寒いからホットの方が良いと思ってコーヒーにしてみた」
「サトシにしては気が利くんじゃないか?ありがとう」

そう言って出されたコーヒーを一口。
サトシも「一言余計だ」と言いながらカップの中身を啜る。
コーヒーを飲むと食道を通る温かい感覚がする。そしてその温かさにほうと息を吐き出した。
サトシを見ると、以前は全く飲めなかったブラックのコーヒーを今では普通に飲んでいる。
味覚も変わってしまったのか。ならば甘いものも前より好まないのかもしれない。
そう考えると益々鞄の中身を渡しにくくなってしまった。

カップの中も減り他愛も無い話をしていたが、一瞬、間が途切れる。
するとサトシが「あのさ、」と切り出してきた。

「何だい?」
「あ……っと、これ!」

そう言って差し出してきたのは、落ち着いたベージュの包装紙にブラウンのリボンでラッピングされた小さな包み。
サトシの両手に収まるそれはシゲルの手に渡された。

「これは?」
「今日ってさ、バレンタインだろ?だからそれ、シゲルに!」

まさかの返答だった。
てっきりサトシはシゲルのチョコを期待しているのだと思っていたが、それは逆だったのか。
シゲルにチョコを渡したいがために呼び出したのだと言う。

「何か、今年は逆チョコってのがあるんだって聞いてさ」
「……ははっ」

それを聞いてシゲルは思わず噴出した。
確かに逆チョコと言うのは流行った言葉だ。
だがそれは昨年の話。
サトシの世間とのズレを感じたシゲルは笑いが止まらなくなってしまった。

「な、何笑ってんだよ!」
「だって……くっ……あははっ!」

サトシもチョコを渡して笑われるとは思っていなかったのだろう。
顔を赤くして怒っている。
だがシゲルは意にも介さず笑い続け、たっぷり3分間は笑っただろうか、目尻に溜まった涙を拭いながらサトシに告げる。

「逆チョコは去年流行った言葉だよ。今年は特に言われてないよ」
「……え?」

ピシッと固まる音が聞こえたような気がした。
それはサトシの方からで、本人はその音の通り固まっている。

「だって今年は逆チョコって……あ!この雑誌去年のじゃん!」

そう言って手にした雑誌を床に投げつける。
それがまたシゲルの笑いを誘い、再び笑い出してしまった。

「もう!笑うなよ!」
「ごめんごめん。可愛いなあ、サートシくんは」

サトシは「もう良いよ……」と言いながら拗ねたようにそっぽを向く。
シゲルはそれを見て、自分の鞄に手を伸ばす。
渡すなら今しかない、と思いながら。

「サトシ」
「……何だよ……」

サトシが振り返って最初に目に入ったのは緑色。
それが何だか分からずに居ると、その緑は次第に自分から離れ、形状を現していく。
先程サトシが渡した包みよりは少しだけ不恰好な、けれど丁寧にラッピングされた箱が目の前にあった。

「これ……」
「……僕からのチョコ。まさかキミから貰うとは思わなかったけどね」

それはこっちの台詞だ、とサトシは言いながらラッピングを開ける。
丁寧に、決して破かないように慎重に開けるとそこには丸いトリュフチョコが6つ並んでいた。

「なあ、これシゲルの手作り?」
「だったら何だって言うんだい?」
「食べても良いか!?」
「もうあげたんだからそれはキミの物だ。好きにすれば良いさ」

一粒摘んで口に入れる。
するとチョコはさっと溶け、サトシ好みの甘さが口の中に広がった。
もう一粒摘むと今度は味が違う。
先程のはアーモンドの味がしたが、今度はオレンジピューレが入っているようで、爽やかな後味だ。
もう一粒、と手が伸びそうになるが、これはシゲルから貰った大事な物だ。
もっと大切に食べたい。
そう思い伸ばした手を引っ込めた。

「ありがとな、シゲル!すっごい美味いぜ!」
「口に合ったなら何よりだよ」

自信がある口調だが、頬がほんのり赤く染まっているのをサトシは見逃さなかった。
シゲルの横へ移動し、瞳を見つめる。
二人の目が合った瞬間、どちらからともなく惹かれるようにキスをする。

二人のキスは甘いチョコレートの味がした。
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凛音

Author:凛音
ガッツリ腐ってます。
pkmn、庭球漫画が好き。
それ以外は多分そんなに話題は出てこないかと。

pkmnでのメインカプはマチス関連、レグリ、キョウグリ。
その他緑受け、マツミナ、ゲントウ、デンオなど。
マチスに関しては受けでも攻めでもSでもMでも何でも愛せます。いえ、愛してます。

庭球では白石が好きすぎて生きるのがつらい。四天宝寺大好き!
財前受け(謙光、蔵光、ちとひか、ユウ財)
四天宝寺(くらちと、ちとくら、蔵謙、コハユウコハ、ちとけん)
日吉関連(跡日、忍若、切日、岳日、鳳日鳳)
柳(乾柳乾、柳真柳、仁柳、幸柳)
比嘉(りんちね、かいきて、ちねきて、たにきて)辺りにキュンキュン。

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